「OIカウンシルは、自分達の商材のニーズがどこにあるのかを調べる時や、立てた仮説を確認する際にはかなり重宝します」
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 様

『OIカウンシル』利用者インタビュー

『Open Innovation Council (OIカウンシル)』は20年以上に亘り850社を超えるグローバルトップ企業の課題を解決してきたNineSigmaの技術コンサルティングノウハウを活かし、海外の技術者・専門家・潜在顧客などの声を短期間で多数集めることができる独自のエキスパートプラットフォーム。そのOIカウンシルを長年に渡ってご利用いただいている東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 米島様・橋本様にお話を伺いました。

御社には『OIカウンシル』を過去に何度もご活用いただいています。今回はどのような目的でお使いいただきましたか。

今回は、1)技術開発の方向性確定、2)商材にご興味を持っていただけそうなお客様への情報発信の目的で、『OIカウンシル』を有効利用させてもらいました。

1つ目の技術開発の方向性確定について『OIカウンシル』をどのように活用されましたか、詳しく教えていただけますか。

1年程前から、「脱炭素」「次世代エネルギーは今後どうなるのか」といった情報が、国内外含めて錯綜し始めました。エネルギーに関わる会社としてきちんと情報把握をしながら、「自社商材の強み」を生かして事業展開していこうと、その「強み」のリサーチを目的に『OIカウンシル』を活用しました。
燃焼機器というと元々は炭化水素系の燃料を使用しています。今後、「脱炭素」に向けて、水素燃焼技術開発を進めるにあたり、『OIカウンシル』による調査が適切と考え、利用させていただきました。 エキスパートの声から、地域性や業界による回答の違いが見えましたね。その結果、水素燃焼技術を展開するターゲット領域が明確になっただけでなく、水素をはじめとして最終的には全てのエネルギーに我々の技術を対応可能とする「脱炭素お任せください」というコンセプトでやっていこうとなりました。 想定はしていましたが、「やはりそうか」という思いと、地域性や業界の違いについては「なるほど」という気付きがあり、『OI カウンシル』を活用し、調べてみて良かったと感じます。

クリーンエネルギー、天然ガス、水素、グリーン電力
– 『OIカウンシル』で得た結果から、天然ガス、水素、再生可能エネルギー、あらゆるエネルギーに対応するコンセプトに商品ラインナップを変更 –

2つ目のお客様への情報発信については、『OIカウンシル』をどのように活用されたのでしょうか。

『OIカウンシル』で得た調査・分析結果を、技術を探されている企業様に向けた情報としてオンライン上で発信しています。
2021年の11月にノリタケと共同でDIFT(脱炭素工業炉技術情報)のウェブサイトを開設し、脱炭素への取り組みとして水素燃焼の技術を展開していくことを宣言しています。今回弊社からお願いした「OIカウンシル」での調査・分析の考察をそこに掲載させてもらっています。

ノリタケ様東京ガスグループ様脱炭素化社会実現
– ウェブサイト上で脱炭素社会の実現に向けて、水素燃焼技術の展開についての情報を掲載 –

このウェブサイトを通じて、これまでお付き合いがなかったお客様や、我々では想定していなかったお客様にも情報を見ていただくことができ、色々な方から反響をいただいています。成果はこれからですが、技術開発の方向性を確定させるだけでなく、このような情報発信としても『OIカウンシル』の結果を有効活用させていただいています。

脱炭素次世代エネルギー開発
– 脱炭素工業炉技術を開発・早期実現するうえで、「脱炭素の主役となる次世代エネルギーは何か???」というテーマに関して『OI Council』で調査を実施 –
エネルギー、自動車、化学・素材
– 『OI Council』では、欧州を中心に、脱炭素に関連性の深い業界のエキスパートからの情報を収集 –

調査結果・分析を存分にご活用いただきありがとうございます。『OIカウンシル』の良さはどこにあるとお感じでしょうか。

自力だと辿り着けない方とのネットワークが素晴らしいですね。そういう方達とのコンタクトがあるところは素晴らしいと思います。すごく感心したところです。
例えば、海外の、有名な大手企業の、キーマンのような影響力がある方々から回答を得られること、またそういった方々が丁寧に回答してくださるのは凄いと思います。御社の別プログラムも利用したことがありますが、その際も素晴らしい方をご紹介いただき嬉しい驚きでした。大変強い記憶として残っています。

『OIカウンシル』に関して、その他にもご満足いただいている点はありますか。

データの取りまとめに関して、こちらの意図を十分に汲み取って、調査・分析をしてもらえる点が非常にありがたいです。
コンサルティングサービスは他にも色々あります。また単にデータを集めることは我々としても出来なくはないですが、『OIカウンシル』では担当の方がそれを上手く選別をして、色分けして傾向を示すところまでやってくださるので、本当に助かります。費用に対しても非常にリーズナブルだと感じておりますし、今後も繰り返し『OIカウンシル』を使わせてもらうことを考えています。

『OIカウンシル』をどのような時に、また使いたいと思われますか。

色々な用途はありますが、自分たちの商材のニーズがどこにあるのかを調べたい時や、立てた仮説を確認する際にはかなり重宝すると思います。
我々としては、今後もっと商材を増やしていかないといけないと思っています。市場の動向を確認する際に、まずは『OIカウンシル』を使ってマーケットを捉えるための簡単な調査から始められたらと思っています。

これまでのご経験から『OIカウンシル』をどんな方に勧めたいですか。

ビジョンを形成しようと考えている方々。自前主義の意識を変えたいと思っている企業に強くお勧めしたいです。
カウンシルはあくまでもカウンシルなので、依頼をする企業側に意思決定をする決意が無いと、調査は調査で終わってしまいます。迷っている方は、試しに一度『OIカウンシル』 を経験してもらって良さを認識してもらってから、本格的に始めるのが良いと思います。オープンイノベーションは、引っ張っていく人がいないと残念ながら進まないと思います。こういうものを知っていても「自社でなんとかしよう」というところは、なかなか接する機会がないんですよね。オープンでない会社がまだまだ多いので、手本となって推進していけると良いと思います。大手の企業ほど率先してやって欲しいです。

色々とご意見をいただき、ありがとうございました。最後に『OIカウンシル』に興味を持たれている企業様に向けて、一言お願いいたします。

実は、他社様から何か良い調査がないかと質問を受けることがあり、『OIカウンシル』をご紹介することがあります。
カウンシルを通して、新たなアライアンスを組むなどが出来たら良いと思います。我々からも『OIカウンシル』をご紹介することで、そういった企業様と上手く手を握れるといいなと思っています。

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 エンジニアリング本部燃焼システム部
(左)米島 正人様(新商材開発・営業グループマネージャー)
(右)橋本 貴弘様(新商材開発・営業グループ 課長代理)

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